【法改正対応】2026年12月1日から施行(スタート)されます。
内部通報制度の厳格化と「情報の安全性」

近年、企業におけるコンプライアンス意識の高まりに伴い、内部通報制度の重要性は一層高まっています。こうした流れの中、公益通報者保護法の改正が2026121日からスタートすることを踏まえ、事前の企業対応が求められます。

本改正では、通報者保護の実効性を高めるため、企業に対する義務が強化されます。


1.法改正のポイント

今回の改正で特に重要となるのは、以下の4点です。

  • 通報者探索の禁止の明確化

企業が通報者を特定しようとする行為(いわゆる「犯人探し」)が明確に禁止されます。

  • 報復人事への罰則創設

通報を理由とした不利益取扱い(降格・解雇・配置転換等)を行った場合、法人に対する罰則が設けられます。

  • 通報を理由とする解雇などの抑止・救済

通報後1年以内に行われた解雇や懲戒処分は、公益通報を理由として行われたものだと推定することとされます。

  • 通報者の範囲が拡大

今回新たに、「フリーランス」が加わります。これにより、通報を理由とする業務委託契約の解除などが禁止されます。


2.企業に求められる対応

これらの改正により、企業には従来以上に厳格な対応が求められます。
特に重要となるのが、「情報の安全性の確保」です。

  • 1)通報情報の秘匿性の確保
  • 通報内容や通報者情報へのアクセス制限
  • 関係者以外が閲覧できない仕組みの構築
  • 情報の持ち出し・漏えい防止対策

  • 2)アクセス履歴の管理
  • 「誰が・いつ・何にアクセスしたか」の記録
  • 不正閲覧の抑止および事後検証の仕組み整備

  • 3)運用ルールの明確化
  • 内部規程の整備(通報対応フロー・守秘義務)
  • 担当者教育の徹底

3.アナログ管理のリスク

従来のような紙やメール中心の管理では、以下のリスクが生じます。

  • 誤送信・誤配布による情報漏えい
  • アクセス権限の管理不備
  • 証跡(ログ)が残らないことによる説明の困難さ

コンプライアンスを重視する企業にとって、情報管理の不備は重大なリスクとなり得ます


4.今後の実務対応の方向性

今後は、内部通報制度の運用においても、「セキュリティを前提とした仕組み」への転換が不可欠です。

具体的には、

  • クラウド型通報窓口の導入

  • 文書の電子化および一元管理

  • アクセス権限やログ管理の自動化

など、デジタル基盤の整備が求められます。


5.エイコーの支援ソリューション

エイコーでは、以下の観点から企業の体制構築を支援しています。

  • セキュリティ強化
  • アクセス制御やログ管理による不正防止
  • 情報漏えいリスクの低減

  • 文書共有・電子化
  • 通報情報および関連文書の安全な一元管理
  • 閲覧履歴の可視化

これにより、


「誰が・いつ・どの情報にアクセスしたか」を把握できる、

透明性の高い内部通報体制の構築が可能となります。


6.まとめ

公益通報者保護法の改正は、単なる制度見直しにとどまらず、企業の情報管理体制そのものを見直す契機となります。

  • 通報者の保護

  • 情報の安全性

  • 運用の透明性

これらを同時に実現するためにも、早期の対応が重要です。


制度改正を見据え、自社の内部通報体制を今一度点検してみてはいかがでしょうか。

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