2026年 人事戦略の分岐点
― 障害者雇用率2.7%時代と社会保険適用拡大への実務対応 ―

2026年は、人事・総務部門にとって大きな転換点となります。

  • 20267月:障害者法定雇用率を2.7%へ引き上げ
  • 202610月:短時間労働者への社会保険適用拡大(負担軽減措置あり)

採用難の中での雇用率達成、そして社会保険料負担の増加。
企業にとってはダブルパンチともいえる制度改正といえるでしょう。

1.2026年7月:障害者法定雇用率2.7%へ

現在、段階的に引き上げが進んでいる法定雇用率は、20267月に2.7%へと引き上げられます。

  • 想定される実務課題
  • 採用市場の競争激化
  • 特例子会社設立の検討
  • 既存業務の切り出し・再設計
  • 職場定着支援の強化
  • 未達企業における納付金負担の増加

特に中堅・中小企業では、

「採用したいが母集団が集まらない」
「定着しない」
「業務設計が難しい」

といった声が増えています。

単なる人数合わせではなく、戦力化と定着までを見据えた設計が不可欠です。


2.2026年10月:短時間労働者への社会保険適用拡大

202610⽉時点で「新たに対象となる」のは主に50⼈以下の⼩規模事業主であり、

企業規模要件が撤廃され、⼀定の短時間労働者も社会保険の加⼊対象となります。

⼀定の短時間労働者とは次の4点を満たす者となります。

  • 週所定労働時間20時間以上
  • ⽉額賃⾦8.8万円以上
  • 2ヶ⽉超の雇⽤⾒込み
  • 学⽣でないこと

企業負担の増加が見込まれる一方で、負担軽減措置も設けられる予定です。

  • 企業にとっての影響
  • 事業主負担分の社会保険料の増加
  • 人件費管理の再設計
  • 勤務時間調整の動き
  • 処遇の見直し

経団連の調査では、賃金改定にあたり33.6%の企業が「税・社会保険料負担の増大」を考慮していると回答しています。

すでに社会保険料負担は重要な経営課題となっています。
今回の適用拡大は、その負担をさらに押し上げる可能性があります。


3.ダブルパンチがもたらす経営リスク

改正内容

企業への影響

障害者雇用率引き上げ

 採用競争激化・納付金増

社会保険適用拡大

 人件費増・制度設計見直し

しかし、ここで重要なのは「守り」だけでなく「攻め」の視点です。


4.今、取り組むべき3つのアクション

  1. 現在の障害者雇用率と将来必要人数の試算
  2. 社会保険適用拡大によるコスト影響の試算
  3. 採用戦略と業務再設計への早期着手

制度施行直前になれば、採用市場はさらに逼迫することが想定されます。


5. まとめ

2026年改正は、

  • コスト増加
  • 採用難
  • 人事戦略の再設計

を同時に迫る改正です。

しかし、早期に動いた企業が優位に立てる改正でもあります。

障害者雇用率2.7%時代を「負担」ではなく「戦力化の機会」に。

エイコーは、採用支援から制度設計までトータルで伴走いたします。


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